平成30年10月9日

平成30年10月9日(火)10時半からベビーマッサージ教室が行われました。

担当講師の加地まひる先生が、7月から年内休養を取られたため、9月から12月の4回を、宮崎小百合先生に担当していただくことになりました。

宮崎小百合先生は、佐賀市水ケ江の、世代を超えた全ての女性を応援する活動に取り組んでいるNPO法人poco a bocco で、フランス式ベビーマッサージのレッスンを受け持たれています。また、リンパマッサージやハンドマッサージのインストラクターでもあり、5歳の子どもから80歳のおばあちゃんまで幅広く施術されています。

 児童館でのベビーマッサージ教室は2回目でした。大人10名と赤ちゃん9名、計10組の参加がありました。付き添いのおばあちゃんも熱心に宮崎先生のお話を聞いていらっしゃいました。ママだけでなく、子守をされるおばあちゃんも、参加大歓迎です。無予約制、当日参加になりますので、「突然に子守を任されたんだけど赤ちゃんと何しようかな?」という時など、バスタオル1枚とオムツ、水分をお持ちになって是非ご利用ください。参加費は無料ですが、マッサージオイル代500円をご準備ください。


          

      

  前回同様、先生の挨拶の後、赤ちゃんに触れる前に、「マッサージ始めるよ。」と、赤ちゃんに声掛けをしてからマッサージを始めます。身体に触れるといることは、コミュニケーションの中で、最も信頼関係のある間でのツールです。心地よい触れ合いは、赤ちゃんが大人になってからの円滑なコミュニケーションに役立ち、心地よい触れ合いかそうでないかの判断は、ママから優しく触れられたという、真の幸福感を身に付けることにより解るのです。そして、ご自宅でベビーマッサージを行う際は、赤ちゃんがリラックスした状態の時に始めると、途中で泣き出すことが少なく、スムーズに出来ます。目安として、ミルクを飲んで、おむつを替えて、10分後くらいの時が良いでしょう。(個人差、月齢などで変わります。日ごろから赤ちゃんをよく観察しましょう。)体勢は、仰臥位(あおむけ寝)でなくても、抱っこしたままでも大丈夫です。摩擦による肌トラブルを防ぐために、マッサージオイルはたっぷり使用してください。ママに優しく触れてもらうことで、愛されている自分、自己肯定感が育ちます。

「日ごろから私は子どもと触れ合ってますから、ベビーマッサージなど不要です。」というママも、宮崎先生のベビーマッサージ教室で、手技を学んでみてはいかがでしょうか。

  

   

 

 ママは、にっこりと優しい表情でマッサージしてください。マッサージの順番にこだわって真剣になると、怖い顔になります。ママと赤ちゃんの楽しいコミュニケーションですから、赤ちゃんがしてほしいことに寄り添いましょう。


   

  

フランス式ベビーマッサージでは、手をクロスに動かしマッサージします。

 ママのおなかの中で、丸まった姿勢で過ごしていた赤ちゃん、生まれて外の世界に出ました。胸を広げ呼吸をしやすくするために、左肩から右脚の付け根に向かって、右肩から左脚の付け根に向かってマッサージします。

次に、両手で蝶々の形を作って、「チョウチョ、オヘソ、あごまでスーライド、肩まで開いてブ~ン」。

歌を歌いながら、ママの顔を近づけると、キャッキャッという赤ちゃんの笑い声が聞こえました。

 

   


赤ちゃんの肩の力が抜けるように、「おむねトントン」。赤ちゃんの胸に手を2回乗せます。叩かないでくださいね。鼓動を聞きます。  

親指や首回り、ほこりが溜まっていませんか?赤ちゃんの観察をしてください。溜まったほこりは擦らず、オイルで丸め取りましょう。ほこりが溜まるところには、リンパ節があることが多いです。優しく刺激しましょう。刺激する力の目安は、指3本で、まぶたを押しても痛くないくらいです。


  

 

 便秘対策のマッサージは、足の曲げ伸ばしでお腹に刺激を与えます。右、左、交互に足を曲げ伸ばす。右左の両足を揃えて倒す。この動作を繰り返しましょう。この動きは赤ちゃんの好きな動きです。キャッキャッとまた笑い声がしました。赤ちゃん、ご機嫌です。一生懸命に習っているママから、にっこり笑みと「嬉しいね。」という声掛けが見られました。


  


足のマッサージは、付け根からくるぶしに向かって行います。末端の血液を体の中心に戻します。

1歳6か月からはその逆で、くるぶしから足の付け根に向かってマッサージします。

くるぶしのマッサージは「ギュッギュッギュッ」。優しく両手でねじります。言葉かけをアレンジすると赤ちゃんが喜びます。

 足の裏のツボ押しは、赤ちゃんには不要です。手をげんこつの形にして、足の裏をスライドさせるだけで効果があります。

 腕は、付け根から指先にかけて「ギュッギュッギュッ ブーン」。ママは、優しく腕を握って動かします。指先まで来たら、少し指をつまむようにして外側へ放します。指先は脳のツボが多いところです。程よい刺激を与えましょう。

 背中は、ママの手を合掌して、両手小指側を背骨に当て、背骨真ん中から手を左右に開きます。力を入れずに、左右に手を滑らすように行ってください。おしりも同様に、おしりの割れ目に合掌した手の小指側を当て、左右に滑らせてください。原始反射の統合を行います。

 この、原始反射の統合については、次回解説したいと思います。


    

       

今回も、教室の最後に、先生からママたちへ、肩こりに効くマッサージやツボ押しのサービスとアドバイスがありました。


          

 

 来月は、11月13日(火)10時半から12時までです。是非マッサージの技法と効果を学びに来てください。参加費は無料です。オイル代500円とバスタオルと赤ちゃんの飲み物をご用意ください。予約は不要です。10時20分までにお越しください。お待ちしています。

 

 


 

お問い合わせ
児童館(こども未来センター)
TEL:0942-89-4099