平成30年12月11日 

  家に居たい だけど 家から出たい

          ~葛藤中のママ達へ 赤ちゃんと一緒に 暖かい児童館に遊びに来て 

           マッサージで心も身体も ほぐしましょう

 平成30年12月11日(火)10時30分から、ベビーマッサージ教室が行われました。本日も寒い中、町内外からご参加頂きました。

 宮崎小百合先生の、ヨガの技法を取り入れたフランス式ベビーマッサージも4回目を迎え、既にその良さを実感し、家庭でもマッサージを続けている方もいらっしゃるようです。ママと赤ちゃんが、マッサージが始まる前から喜んでいる様子が見られ、笑い声も聞こえてきました。

今度は是非、パパにもタッチケアを試してみてください。マッサージによるコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか?

             


 前回11月13日(火)のベビーマッサージ教室のホームページでは、「原始反射」について説明しました。赤ちゃんがハイハイする頃までの時期に、なぜマッサージを重要視するのかを、脳の発達、成長といった観点から解説しました。脳幹の働きが正常に発達していくと大脳がコントロールするようになり「原始反射の統合」に役立つということと、後に及ぼす影響について説明しました。

今回は、出産後のママの変化について、ホルモンバランスの乱れを整えるのにもマッサージが有効であることを解説したいと思います。

    


    


 皆さん産後クライシスという言葉を聞いたことがありませんか?

産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む状況のことを言います。厚生労働省の調査では、子どもの年齢別での離婚率では、0歳から2歳までの間に両親が離婚した率が最も多く、母子世帯、父子世帯の割合を合わせると全体の50%を超えていました。産後クライシスが原因にあるのではないかと言われています。

産後クライシスの原因は、体調不良、精神的不安、ホルモンバランスの乱れ、パパの育児不参加などがありますが、根本的には産後クライシスは、オキシトシンの副作用が原因です。


オキシトシンと言えば、最近のアンチエイジングなどの記事で、「幸せホルモン、オキシトシン!」などと健康や美容に良い効果があるというような情報を見聞きしますが、実はこのオキシトシンには副作用があり、「他者への攻撃性を強める働きがある」ということがわかりました。母親とわが子が触れ合っているときに多量に分泌される「愛情と信頼を築くホルモン」は、同時に、その絆を脅かす他者に敏感になります。

絆の強さは、同時にその絆を護ろうと働くのです。


 つまり、産後は母子の愛情が強くなるため夫の立場は2番目となり、夫が育児に非協力的な場合、オキシトシンの副作用により、母子関係を脅かす存在だと感じて、夫は攻撃の対象となるため、妻にイライラした態度を取られるのです。

 

 なので、産後クライシスを回避して仲の良い夫婦関係を維持したいのなら、妻に共感して寄り添い、子育てには真剣に取り組まないといけません。

  

   

  産後クライシスとまではいかなくても、「私、産後鬱かしら?」と、なんだかやる気が出ないなあ~と考え込んでいるママ、いらっしゃいませんか?寒くなって荷物も多くなり、感染症の心配もあり、外に出るのが億劫になり、3歳以下の兄弟姉妹児がいる方は特に子育てを辛く感じる時期だと思います。私たち児童館スタッフもその思いを経験しており、「あの頃一日中家の中でイライラしていたのが勿体なかったなあ。」と手入れできてなかったお肌を見ながら今更後悔しています。。。「パパとの関係も上手く行っていたならば、週に一度の、半日でいい。自分リフレッシュしてもっと楽しい育児ライフが送れていたならば、今こんなに子育てに手古摺らなくても良かったんでは?。。。」子どもが中学、高校生になってくると、「可愛らしかったあの頃」と思い出します。言うことを聞かなくなったわが子をみて、「もう少し気持ちに余裕を持って子育てすべきだったんだなぁ」と、後悔と反省の日々です。。。 

  パパとの関係について、上記の産後クライシスの説明の中では、パパの育児への協力、ママへの共感を強めに書きましたが、宮崎先生は、ご自身が育児に疲れていたとき、ハンドマッサージを試され、とても気持ちが良かったことから、「産後疲れのママ達に是非施術してあげたい!」という思いから資格を取ろうと決意されたそうです。そして、マッサージの練習を夫にすることにより、産後の夫婦の距離が近くなり、関係が良くなったそうです。

       

  次回は、平成31年 1月15日(火)10時30分から12時 まで 

場所は、みやき町児童館 創作活動室 です。

                            寛ぎにお越しください。

 

お問い合わせ
児童館(こども未来センター)
TEL:0942-89-4099