9月10日

 令和元年9月10日(火)10時半から、ベビーマッサージ教室が開催されました。町内外から12組のママと赤ちゃんの参加がありました。今回も、生後3か月の赤ちゃんと1歳のお姉ちゃんとママの3人で参加されたところが1組ありました。授乳後で、赤ちゃんが眠くてグズっていたので、児童館スタッフが3か月の赤ちゃんを支援し、ママは1歳のお姉ちゃんにマッサージをしました。

 寝たまま、仰向けでマッサージできるのは、寝返りができるようになる前の生後4か月くらいまでの赤ちゃんです。立って歩き回るようになると、マッサージがやりにくくなります。動き回るようになったら、今回1歳のお姉ちゃんに施術したように、立位でのマッサージや、抱っこしたまま片手でマッサージするなどの手技がありますので、赤ちゃんと共に是非ご参加ください。立ったり座ったりの状態でのマッサージや、ママの方を向いて座っていないと泣いてしまう赤ちゃんへ対応したマッサージも学べます。


   


    


 ご家庭でマッサージする場合、教室でマッサージする場合もそうですが、お兄ちゃんお姉ちゃんがいらっしゃる場合は、お兄ちゃんお姉ちゃんの方から先にマッサージしてください。安心感を得たら、自分の遊びをするようになります。それから赤ちゃんのマッサージをしてくださいね。


  


 マッサージは、足から始めます。右足から始めてください。副交感神経を刺激することにより、リラックス効果を高めます。足の付け根から、足首に向けてマッサージしてください。鼠径リンパ節を刺激し、老廃物が溜まるのを防ぎます。膝の裏を通り足の内側もマッサージします。それから、足首を刺激し血流の改善をはかります。足指は、1本づつ回します。「くるくる、ポン!」とリズムを付けて、声に出して微笑みかけると、赤ちゃんも笑い声を出したりニコッと微笑んだりします。足のマッサージだけでも十分赤ちゃんとのコミュニケーションがとれるでしょう!

 足の裏の内側のマッサージは、動き出した赤ちゃんはじっとしていられないので難しいですが、脊椎の反射区で、大事なところです。大人にも同様に大事なところです。

*反射区とは、手掌や足裏にある内臓や各器官につながるといわれる末梢神経が集中している場所のことである。  (wikipediaより)


  


 赤ちゃんの両足を持ち上げて揺する動作は、背筋を鍛える効果があります。また、便秘解消にも効果があります。両足を持ち上げた状態で、片手で赤ちゃんの足を持ち、もう片方のママの手で背中のマッサージをすることも便秘解消に効果的です。

 お腹のマッサージで便秘解消を促す場合は、時計回りにマッサージしてください。

マッサージは右側から。右回りと覚えておくと迷わずにできます。


 


今度は、持ち上げた赤ちゃんの両足を屈伸させ、膝をおなかに近づける動作をしてみましょう。足の重みでお腹が刺激されます。腸に作用し、便秘解消だけでなく、消化吸収にも効果があります。


  


 抱っこしてマッサージは、スキンシップやコミュニケーションを取るのに大変重要です。

この時期の親子の触れ合い、関わり合いが多いと、子どもの成長を見守る時に不安が少なくなるようです。子どもの成長期では、健康状態や精神状態を知ることができ、思春期に親との会話を嫌がることがあっても、様子を知る手掛かりになったり、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションがスムーズになります。大人になってからの社会適応性にも関係してくるようです。


    

  

次回のベビーマッサージは、10月8日(火)10時半から12時まで行います。


ご参加お待ちしています。





お問い合わせ
児童館(こども未来センター)
TEL:0942-89-4099