伝承・伝説 夜泣き地蔵
向島地区の乙護神社というお宮があります。
昔、そのお宮の近くでかわいい女の子が生れました。丸々と太った子でありましたが、日晴れがすんだころから夜になると目を覚まし、夜通し泣くようになりました。こんな日が何日も続き、子どももだんだんとやせ細っていき、ついに死んでしまいました。
家の者はたいへん悲しんで、お宮の裏に女の子の墓を作り、お地蔵様を祭り、ねんごろに弔いました。
その後、近所にまた夜鳴きする赤ちゃんがいて、このお墓を参ったところ夜鳴きをしなくなりました。この話はだんだん広まって、お地蔵さんにお参りする人が次第に多くなり、「夜鳴き地蔵」と呼ばれるようになりました。
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