よくある質問と回答
教育について
その他 2017年10月25日 |
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課名 | 教育委員会 |
【ご意見】
私が体験したこと… 私は警備員をしていまして、その日の仕事先は某市でした。来る時は駅から20分ほどかかって歩いてきたのですが、帰りは疲れてしまって歩く気になれません。そこでバスに乗りました。車内は混んでいて座れませんでした。バスの奥に立って前を見ると、ドア付近の二人がけの優先席が一人分あいているように見えました。その前に年配の人が二人とも立っているので、おかしいな、どうして座らないのだろうと思ってよく見ると、その二人がけの優先席を若い母親と二才くらいの子が独占しているのでした。母親は携帯電話に夢中になっており、年配の人が前に立っているのに気がつかないようでした。普通なら、子どもを自分のひざの上に乗せて、一人分の席を譲るものですよね。これを見てて、この若い母親は自分の子どもには愛情があるようだが、他の人に対しては思いやりというものがないようだと思いました。これは子どものころから正しい教育…命のあり方の事実に基づく教育が必要だと思ったのです。そこで提案に移ります。
改善アイデア … 小、中学校の義務教育に「命のあり方の事実教育」を導入する。それによってイジメ問題はなくなり、犯罪は激減します。20年もたてば、日本はすばらしい国になります。 さて、その事実教育とは…(下記をご参照下さい。)
人には誰でも親がいます。その親にもまた親がいます。この事実を積み重ねていくと、32代前の親は84億人を超えます。つまり、人類だけでなく、すべての生命は皆ひとつにつながっているということです。この事実を教えることで、子ども達に思いやりの心が生まれます。まわりの人や生命に対する愛情が生まれます。 そうするとまず、みんな一つにつながっている身内なんだということになって、学校におけるイジメ問題がなくなります。そしてこの事実教育を受けた子ども達が成人して、世の中の指導的立場に立った時、犯罪が激減します。そして結婚して親になった時、親と子の断絶もなくなります。日本は素晴らしい国に変わります。いのちのあり方は人類共通、世界共通ですから、この教育が世界に広まれば、例えば、某国が他国を攻撃しようとしても、これが出来なくなります。そうでしょう。自分の親や子孫がその国に生きているとしたら、普通は攻撃できません。ですから、この「命のあり方の事実教育」は世界平和にもつながります。以上のように簡単で実効性のある、この「いのちのあり方の事実教育」をぜひ義務教育に取り入れていただきたいと思います。
【回答】
教育についてのご提案ありがとうございます。
ご提案いただきました『命のあり方』を考えることは大変重要なことであると認識しております。
本町においては、特に子どもをいじめ・体罰等から守る取り組みとして、佐賀県内でも最初に『みやき町子どものいじめ・体罰等の防止条例』を制定し、いじめ・体罰を人権問題としてとらえ、未然防止にむけて町全体で取り組んでおります。
また、いじめ防止対策推進法に基づき、町・教育委員会に各々必要な組織を設置し、地域住民・学校を挙げていじめの早期発見・未然防止に取り組んでおります。
取り組みの一例を申し上げますと、『CAPプログラム』を民間の専門団体に委託し、小中学生・教師・保護者を対象としたいじめ防止・対策啓蒙活動を行っており、また活動拠点として町の児童館に相談窓口を設置し相談スタッフを配置しているところです。
また、学校教育においては、『道徳の時間』等を通した『いじめ・命の大切さ』の授業の実施、『人権教育研究指定』や『命を大切にする講話』の年間計画位置づけ、また人権週間における標語作成や人権集会の実施など、様々な機会をとらえた人権教育を進めているところです。
今後も、『いじめは決してあってはならない』ということ、また『命は大切で尊いものである』という考えの下、教育現場でも引き続き生命を尊重する心や他者への思いやり、倫理観・道徳観などの豊かな心を育む人権教育に取り組んでまいりたいと考えております。
この度は貴重なご意見ありがとうございました。
みやき町教育委員会
事務局長 牛島 敏和
(担当:学校教育課)