よくある質問と回答

【ご意見】

　夕張市は借入金などを使って財政黒字と表面上見せかけてその場凌ぎであったことが破綻に繋がりました。
　その反省から、いまでは財政健全化法による基準に照らし各指標の比率がどうなっているかを分析することで財政の健全性を判断されているかと思いますが、そういった各比率は法律上の財政指標の1つに過ぎません。
　地域によって指標の内容は数字以上に深刻であったり、使い方や施策次第では将来に不安を残したり様々ではないかと思いますが我が町の方針としてはどういった方向性でしょう。
　町長選後の補正後の総額は前年同期比26%減との報道だったように思いますが、細かいことはさておき適切な財政運営のためにどのように取り組んで行くべきでしょうか。 
　町のお考えを私たち市民にわかりやすく説明いただければ町政への理解がさらに身近となり町政への協力、参加もより一層積極的になるかと思いますのでよろしくご教示ください。

【回答】

　日頃よりみやき町の財政にご関心を持っていただき、ありがとうございます。
　ご意見をいただきました財政健全化につきましては、財政健全化法に基づき、実質赤字比率・連結実質赤字比率・実質公債費比率・将来負担比率の4つの指標で構成されており、これらの4指標で、財政状況の悪化が一定の基準を超過した場合には「財政健全化計画」又は「財政再生計画」を定めなければならない、との義務付けがなされております。
　みやき町では毎年4つの指標につきまして、監査委員の審査を受け、審査結果に基づく意見書を付した上で、9月議会にて決算認定の審議をする過程で議会に報告させていただいているところです。
　さて、お尋ねいただいております、みやき町の方針につきましては、現在、財政健全化の4つの指標につきましては年々改善されているところです。これは、ふるさと寄附金の好調により町の基金額が増え、将来の支出見込に対する財源が多くなったことが主な要因となっております。しかし、裏を返せば、ふるさと寄附金が不調ないしは廃止等になった際は、現在の予算規模のままだと指標が年々悪化すると考えられます。今後、みやき町の長期に渡る安定した財政運営を行っていくためには、国の動向・制度の改廃等に注視しつつ、現行制度を最大限に活用し、ふるさと寄附金を財源として有効活用する一方で、新たな財源確保に努めるとともに、事業の縮小・延伸・廃止等を可能な限り検討した上で、歳入規模に見合った適正な財政構造への転換を図っていきたいと考えております。
　今後とも、みやき町行財政に対しまして、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

担当：財政課　財政担当
電話：0942-89-1653