なくそう!受動喫煙
●受動喫煙とは
たばこを吸っていないのに、たばこを吸わされてしまうのが受動喫煙です。
受動喫煙で吸わされるたばこの有害物質は、たばこを吸う人に比べれば少量ですが、健康に大きな影響を与えることが明らかになっています。
●リスクが高まる病気
「肺がん」「虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)」「脳卒中」「乳幼児突然死症候群」が挙げられます。
この4疾患については、受動喫煙が原因で死亡した人数が年間約1万5000人と推測されています。
●その他関連のある疾患等
上記4疾患以外にも「乳がん」「慢性閉そく性肺疾患」「子どものぜんそくの発症と重症化」「う歯(虫歯)」「低出生体重児」「中耳炎」なども受動喫煙に関係があると考えられています。
このような望まない受動喫煙による健康影響をなくすために、2020年4月より健康増進法が改正されています。
家庭や屋外での喫煙に対して罰則規則はありませんが、受動喫煙を防ぐことが国民の配慮義務とされています。
特に、子どもや患者等の集まる場所では喫煙を控えましょう。
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