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令和5年3月 第1回みやき町議会定例会における町長所信表明(一部抜粋)

 皆様、おはようございます。それでは「令和5年第1回みやき町議会定例会の開会に臨み、私の所信を述べさせていただきます。
 

 私が町政の舵取りを務めさせていただくことになりまして、もうすぐ2年が過ぎるところでございます。この間、新型コロナウイルス感染症の感染の波が大小繰り返し、現在もなお感染防止や経済対策のため、国や県と連携を図り町民生活の安定化を図っているところです。また、令和3年8月の豪雨災害は私が首長となって初めて経験する水害となりました。筑後川に近い南部地域での浸水被害、山手の北部地域での土砂崩落被害、これからのみやき町が一番に取り組むべきことに気づかされた災害でした。


 この2年間の成果としては、私は施策を点ではなく、未来へ続く線で考えております。私がいの一番に取り組んだのは、行政職員の意識向上です。どのような施策もその実行者である職員が、しっかり自分たちが描いた理想を掲げることができる組織でなければ叶いません。そのため、組織、職員の意識向上については、継続的に取り組んでいます。一例としては、プロジェクトチームという手法の導入です。1つの施策を達成するにあたり、担当課が全てを担う従来の手法では、目的達成の過程において、専門外の分野でも勉強しながらやっていかなくてはなりません。そうではなく、専門の部署が集まりチームとなり、知恵を出し合うことにより、方法論やアイデアの醸成が図られ、より効率的、より洗練された業務推進を図ることができます。それと同時に、関係各課の風通しが良くなり、普段の横の連携がスムーズになります。また今後、人事評価の結果を積極的に反映させた昇格・異動も行っていく予定で、職員のやる気を更に引き出したいと考えています。このようなことを積み重ね、組織、職員がより積極性をもって施策に取り組む環境づくりを継続してまいります。現在、みやき町という行政組織について、住民の方々からようやく「職員が積極性を持ち、変わってきている。」という評価を頂くようになりました。もちろんお叱りのお声もまだございますが、良い変化は確実に起きていると実感しているところです。


 このように行政として、施策を本気で実行できる下地を作りつつ、では令和5年度はどうするのかということであります。当初予算は、行政組織が地域住民に発信できる最大のメッセージです。まず組織については、令和5年度予算の執行に向け、「防災安全課」「子育て福祉課」を新設する予定です。防災安全課については、令和5年度当初予算にて、みやき町南部地域における浸水被害調査を全面的に行う予定としております。この調査結果をしっかり吟味し、より実効性のある水害対策を講じるためにも、専門的な課を創設します。農業者の皆様のご協力により、大雨が予測される前の幹線水路の事前排水がかなり習慣化されました。さらに田んぼダムについては、令和5年度の取組みは、12地区、253ヘクタールとなっており、これは、253,000立方メートル、25mプール約600杯分の貯水量となり、流域治水の取組みが進んでいるのは確実です。ここに上乗せして、何をやれば更に効果が表れるのかを真剣に考え、取り組んでまいります。また子育て福祉課については、みやき町では、「子育て支援のまち」ということで、医療費、給食費の無料化などに力を注いできましたが、4月よりこども家庭庁が創設されることを見据えて、今後は、お子さんとその親御さんに対し、ソフト的な支援をしっかり届けるために、子育て施策に福祉施策も紐づけて対応できるようにしたい、という使命、想いを担った課となります。さらには教育委員会には、「国スポ・社会体育担当」とし、2024年(令和6年度)に迫った国スポへの対応強化と、スポーツによるまちづくりの推進を図ります。


 施策・事業としましては、令和4年度に着手した「買い物支援事業」「移動支援タクシー助成」事業につきましても、大変好評を頂いておりますので、改良を加えながら継続し、更なる高齢者の生活向上にまい進してまいります。特に「買い物支援事業」に関しましては、2月に一時中断の状況となりました。この間、多くの皆様からご不満のお声を頂きました。来週13日には再開の目途が立っておりますので、この場を借りてお知らせしますと共に、更なる安定運営に向けた努力を継続してまいります。また「みやきPAY」についても、地域経済対策として非常に好評を得ております。新年度予算についても継続利用を心掛けた予算を計上しております。今後、健康ポイントやボランティアポイントなど、地域貢献型の電子マネーとしての活用も視野に入れ、調査研究を継続します。このような施策・事業以外でも、公共施設、道路インフラの整備や企業誘致など、継続的な努力を要する事業にも地に足をつけてやってまいります。令和5年度は、このような目標をもって臨んでまいる所存です。


 一方で、町の最上位計画であり、令和14年(2032年)までのみやき町のあるべき姿を描いた「第三次みやき町総合計画」が、3月下旬にリリース予定となっております。既に議員の皆さんも参画頂いた総合計画審議会からは、答申を受けているところで、現在製本段階です。「第三次みやき町総合計画」の中心に据えられたキーワードは、「共感」「協働」です。これからのみやき町は、住民と行政が「共感」「共鳴」する、住民と行政が「協働」でサービスを展開する。そして住民が充実感や幸福感をもって、健康で長生きする。そのような地域を目指していくことになります。町執行部も町議会と住民と共に、よりよい地域を目指してまいりますので、皆様のご協力を今後もお願いし、所信表明を締めさせていただきます。

                                

                                        

みやき町長  岡  毅 

お問い合わせ
総務部  総務課  総合政策担当
TEL:0942-89-1651