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令和3年6月 第2回みやき町議会定例会における町長所信表明(一部抜粋)

 皆さんおはようございます。令和3年第2回定例会に臨み、私の所信を述べさせていただきますとともに、上程しております予算案について御説明申し上げます。
 

 議会議員の皆様におかれましては、町長就任後の町政運営に関しまして、みやき町の町民代表として、様々な御指導、御鞭撻を賜っていることに対し、本当に深く感謝を申し上げます。私も賜った御指導、御意見をしっかり受け止めまして、みやき町のあしたに向けて皆様と一緒に町民のための町政運営に励んでいくつもりでございますので、何とぞ引き続きの御指導、御協力を改めて心よりお願い申し上げます。
 

 私、4月12日より執務を開始いたしまして、2か月弱が経過いたしました。この間、新型コロナウイルスの再拡大がありながらも、ワクチン接種の開始など進んできたところでございますが、ワクチン接種の予約に関しましては、コールセンターにつながらないなど町民の方々から苦情が寄せられたことにつきましては、大変申し訳なく思っているところでございます。しかし、電話回線の増設やウェブ環境の改善などを早急に行いまして、町内医療機関だけでも約85%の方の予約が成立していることも事実でございます。次に始まります64歳以下のワクチン接種予約につきましては、今回の反省を踏まえまして、土日のコールセンターでの対応や段階的な接種券の送付、予約の開始など改善策を検討しておりますので、議員の皆様の御理解と御協力を引き続き賜りますようお願い申し上げます。
 

 みやき町におけるこれからの目標でございますが、まず、住民目線を大事にした町政運営が必要であると考えております。そのためにも、第一は町民の意見を反映した大きな計画づくりをスタートしたいと考えております。町の最上位計画でございますみやき町総合計画は、令和3年度末をもちまして前期計画が終了する時期でございます。これを機に新しいみやき町総合計画の策定準備に今年度から着手したい意向でございます。
 

 近年、地方自治体の総合計画は首長の任期に合わせた形態のものが増えてまいりました。みやき町においても、4年、8年、12年というスパンで計画を立てていくのが実情に合っていると判断したところでございます。この策定過程におきまして、住民ワークショップなどを経まして、多くの町民の声を反映しつつ、長期的な視野も入れた大きな計画にしたいと考えています。また、計画では、数字で議論できるように様々な統計資料を用いまして、その数値の推移が事業評価につながるようにできればと考えております。
 

 計画策定において町民に参画していただくのであれば、事業進捗や事業がもたらした成果を評価してもらうところでも参画していただきたいという思いでございます。それにより計画自体のローリングも進むものと考えているところでございます。このような住民参画の形や積極的な町民との対話の場を持って、次世代のまちづくりを担う人材育成にもつながっていくということを期待しているところでございます。
 

 この計画の中で特に力を入れていきたいと考えておりますのが、農業分野、商工業分野、定住促進、福祉充実、子育て支援、そして、災害対策です。
 

 農業分野においては、後継者不足や耕作放棄地問題にさらに積極的に取り組みまして、農地の有効活用を目指しながら、地元の風土や育成サイクルに合った特産品開発に努めなければなりません。一方で、さが園芸888運動など佐賀県でやっている制度、運動などを活用できるところも積極的に検討すべきと考えているところでございます。
 

 商工業分野においては、新産業を創り出すようなチャレンジする事業者の支援体制を構築するとともに、中小零細企業などのデジタル化の支援も考えております。
 

 定住促進に関しましては、エリアを明確化した優遇策を設け、民間開発を積極的に誘導しつつ、住環境にも配慮したまちづくりが求められていると考えております。さらに芸術家や技術者などの集いの場を提供することにより、定住と雇用を組み合わせたような施策も検討していきたいと考えています。このような人的交流から新たな産業が生まれることも期待できるというところでございます。
 

 福祉充実に関しましては、高齢者の生活支援が充実することをさらに強化すべきと考えております。みやき町においては周辺と比べて高齢化率も高く、それに対応した施策を強化すべきだと考えております。また、文化芸術・スポーツ振興における生きがいづくりも福祉に役立つことをいま一度施策として考えていく所存です。健康施策に関しましては、さらなる健康データの活用を積極的に行い、ローリングしながら施策に活用していくことを目指していきたいという方針です。
 

 子育て支援に関しましても、子どもたちの成長過程を見守る中で、切れ目ないトータル支援窓口というものも必要ではないかと考えております。また、学校教育においては、プログラミング教育、英語教育の推進に当たり、学校現場に負担をかけないことを意識しまして、教育充実に努める所存です。
 

 最後に、災害対策でございます。直近の課題は大雨時の浸水対策であろうと考えているところです。国では流域治水という考え方が始まっております。洪水対策は河川管理者だけが担うのでは非常に困難である、そういう時代に突入したという観点から、水利関係者、農業者、ため池管理者などを巻き込んで洪水を防ごうという考え方でございます。まずは総合的な連携で内水氾濫をどう少なくできるのか、そのような調査や協議、そして対策に努めていきたいと考えているところです。
 

 以上が将来を見据えた大まかな目標でございますが、これらを実現に導くためにも、今年度より計画の策定準備を始める所存でございます。


 本定例会に上程しております補正予算につきましては、第1回定例会において可決いただきました令和3年度一般会計当初予算が骨格予算でございましたので、これの肉づけ予算を計上させていただいております。引き続き、コロナ禍の中、税収に与える影響が不透明な厳しい状況ではございますが、まずは混乱を招かず、行政サービスの維持に心がけ、一定の継続性は担保しながらも、積極的な歳出圧縮に努めております。また、国の新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金を受けた補正予算も計上させていただいておりまして、本町としての積極的なコロナウイルス対応策を具現化しているものでございます。
 

 これらの方針をもちまして今年度及び来年度以降、住民目線を大事にした公正、公平な町政運営を図っていきますので、行政の体制、方向性、方法論など様々な視点で、議会議員の皆様と議論を交わしながら進んでまいる所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

                                

                                       

みやき町長  岡  毅 

お問い合わせ
総務部  総務課  総合政策担当
TEL:0942-89-1651